2004年9月
9月1日(水) 秋刀魚の刺身、鶏肉ご飯
秋刀魚はセールになっていた鮮度の良さそうなものをお刺身にしましたが、ヴィッキーはまるっきり食いつきませんでした。夫曰く「この秋刀魚は冷凍したものを解凍したもので、本当の秋刀魚はこんな味ではない。」というのですが、取れた秋刀魚を冷凍して運んでいるのでしょうか。魚の目は澄んでいたんですが。
9月3日(金) 鶏挽肉、玄米ご飯(はと麦入り)、モロヘイヤ、青じそ、マッシュルーム、根昆布末、珊瑚カルシウム、ビール酵母、ひまわり油
モロヘイヤを入れるとご飯全体がヌルヌル状態になり、挽き肉もあまりばらけず固まりになります。ヴィッキーは、最近、気に入ったご飯でないとすぐには食べてくれません。まあ、お腹がすいていれば、時間をかけて全部食べますが、張り合いのないこと。何を食べたいのか、人間なら言葉で知ることができますが、猫ではとんとわかりません。ひたすら、推察するのみ。ヴィッキーが食べるものだけを与えていたのでは栄養が偏ると思い、いつもと違うものを出すと食べてはくれません。
9月4日(土) 豚挽肉、玄米ご飯(はと麦入り)、ルッコラ、おかひじき、燕麦、珊瑚カルシウム、ビール酵母、小麦胚芽
ドラセナトリカラーレインボーの鉢に隣の鉢のアジアンタムが勝手に移ってきたので、夫はそのアジアンタムの鉢を大事にしています。今まではその上にヴィッキーが乗ることはなかったので、アジアンタムはふさふさ状態を保っていました。それが、気がつくとアジアンタムの上にどっかり乗っているので、細い枝のアジアンタムは簡単に折れたり、情けなく左右に広がったり。細い棒を立てたけれど効果があるかしら。
9月7日(火) ヴィッキーは、近頃、だしをとった後の煮干しを全然食べません。出しておいても、食べずにサッカーの道具にしています。カルシウムが充足状態で、それを知っているから食べないのでしょうか。その代わりにチーズの中でもカマンベールが大好きで、ちょくちょく催促にやってきます。朝ご飯や夕ご飯を半分以上食べないときはあげず、ご飯の前に連れて行き「ちゃんとこれを食べなさい」と言いますが、言葉を理解せずとも雰囲気で何を言っているのかは察しているようです。モッツァレラやスプリットフレッシュチーズに比べると、カマンベールは一気に食べて名残惜しそうにしています。小岩井と四葉が、比較的塩気が少なく癖がないようです。牛乳からカテージチーズを作ったものは、ヴィッキーには不人気なのと牛乳1リットルに対し、ほんの少ししかチーズはできず、残ったホエーの処分に困るので、作るのはやめることにしました。
9月8日(水) ここのところ、ヴィッキーが偏食するせいで、鶏と豚を交互に出しているだけの代わりばえのしないメニュー。冷凍しておいたものを出すときに、うっかり前回と同じものを出し、豚、豚になったりすると2回目はほとんど口をつけなかったりします。鶏、鶏の方がまだ良いような気がします。
9月9日(木) チンチラはジャンプ力があまりないのでしょうか。猫アスレティックの一番上のベッドまで到達しているのを見たことがありません。ベッドの上はどんなか興味はあるようで、下のハウスから伸び上がっていたヴィッキーは、バランスを崩しドサッと落ちました。植木鉢の上に落ちなかったからまだいいものの、かなり背中に近いおしりを打った模様。アスレティックの2段目からはよく落ちていますが、ハウスの上だと150cmはありそうです。落ちてきまり悪そうには見えましたが、幸いたいしたことはなかったようです。猫は落ちてもクルッと回転し、足から着地できる生き物ではなかったでしょうか。
9月10日(金) 豚レバー、玄米ご飯(大正金時豆入り)、燕麦、べか菜、珊瑚カルシウム
注文していた豚レバーが届いたので、レバーのみのご飯をつくってみました。小麦胚芽を入れると小麦胚芽特有の匂いがつくので、はずし、ビール酵母も除きました。しかし、レバーだけのご飯を、ヴィッキーはあまり好きではないようです。
9月11日(土) ヴィッキーは抱かれるのがあまり好きではありませんが、自分からすり寄ってきたり、椅子に座っている私に、前足でちょいちょいとつついたときは、膝の上にしばらく乗っていてくれます。膝の上で毛づくろいを始めたりすると、はて、と悩んだりもしますが。本によると、猫は自分を落ち着かせるために毛繕いをすると、書いてあったからですが、リラックスしているときも毛繕いをするのではないかと疑っています。
9月12日(日) 豚レバー、鶏挽き肉、玄米ご飯(麦入り)、セロリの葉、べか菜、珊瑚カルシウム、オリーブ油
一度に作る3〜4食分のご飯に、豚レバーの塊を全部入れるわけにいかないので、鶏挽き肉を入れたご飯です。レバーのみのご飯よりお肉も入っている方が、食いは良いようです。
9月13日(月) 豚レバー、豚挽き肉、玄米ご飯(麦入り)、セロリの葉、キャベツ、珊瑚カルシウム
豚レバーに豚挽き肉の豚豚ご飯。豚レバーと鶏肉の組み合わせの方が、ヴィッキーは好きそう。最近は、カマンベールチーズの一気食いがなくなってきました。ちょっと間を置いてすぐ食べるので短時間で空になりますが、一時期のフハフハ大喜びで食べていた光景はなくなってしまいました。ヨーグルトと同じで、どんなにおいしいものでも、続けて食べていると飽きてくるのでしょうか。だし取り後の煮干しも食べなくなったし、自分で食生活の幅を狭くしています。飼い主としては、新たな食材を探すべきなんでしょうか。
9月14日(火) 最近ではめったにヴィッキーのくしゃみを見ることはなくなったし、眼のウルウル度がなくなりましたが、目ヤニが出ています。野菜だけより、燕麦を入れたご飯のときの方が、体調がより良いような気がします。キャットニップも効いていたかもしれません。
しかし、燕麦は葉を取れる期間が短いので、しょっちゅう種を蒔かなければならないし、うっかり水を切らすと葉先から枯れこんできます。キャットニップは、花が咲くと薹が立ち葉は固くなり、園芸店に常に苗があるわけではありません。同じハッカの種類で、犬や猫の蚤取り首輪にするペニーロイヤルをご飯に加えてみることにします。
9月18日(土) 鶏挽肉、玄米ご飯、セロリの葉と茎、ルッコラ、小松菜、珊瑚カルシウム、ビール酵母、鰹節粉、オリーブ油
久しぶりにオイルを足してみました。人参なしの菜っ葉ばかりだと全体的に青々していて、匂いも菜っ葉の匂い。ヴィッキーはかなり匂いで判断してから食べ始めるような気がします。初めは食べずにいるのに、お腹がすくとパクパク食べだすからです。ドライフードが、匂いで猫を引きつけるためにおいしい匂いのするオイルコーティングをするのも、ある程度は仕方がないのかも。売れなければ商品としてはやっていけないですものね。ただし、オイルを吹きつけるとフードの保存状態が悪くなるので、保存料も入れることになりますけど。
9月19日(日) 燕麦の種は、袋に入れたまま今夏の暑い夏を過ごしました。そのせいかと疑っているのですが、発芽率がよろしくありません。一晩水に漬けた種をいつものように蒔いたのに、一つしか芽が出ていません。冷蔵庫に入れておくべきだったのか。うちの冷蔵庫は、添加物無しのものだらけで、普通のお宅が入れていないような物まで入っているのです(米(七分と玄米、赤米や黒米も)、味噌(白と麦、豆とストックも)、醤油、パン用酵母、パン粉、糠床、亜麻仁油、生薬の煎じ汁等)。冷凍庫も野菜庫も満杯のときの方が多い。種を入れる余裕はないけれど、入れるべきなのか、悩みます。
9月20日(水) 鶏もも肉、海老のすり身(市販品)、玄米ご飯、人参、セロリの葉、イタリアンパセリ、オレガノ、珊瑚カルシウム、ビール酵母、鰹節粉
一般的に猫に鶏肉を与えるときは、脂肪の少ない胸肉やささ身にするようですが、私の場合は、300gすべてを使って猫のための食事を作るわけではないので、人間の好きなモモ肉になってしまいます。たまに、胸肉を買うと、なんてぱさぱさしておいしくないんだろうと思うのですが、人間と猫は食性が違うのだし、本当はよろしくないのかもしれません。ヴィッキーのための食事は、だいたい3〜4食分を一度に作ります。大量に作り、ヴィッキーに歓迎されなかったときを考えると、恐くて作れません(材料は良いのに)。
9月22日(金) 鶏挽肉、玄米ご飯、小松菜、人参、ペニーロイヤル、山羊ミルク、真昆布末、珊瑚カルシウム、ビール酵母、鰹節粉、小麦胚芽
ペニーロイヤルを入れてしまったのは、燕麦がなく、ミント系なら猫が好むかと思ったからです。全部食べさせてしまった後で、ペニーロイヤルに毒性があると載っているのを発見しました。なんということ。
しかし、ヴィッキーはどこもおかしそうではありませんでした。玄米を食べていると、玄米に含まれているガンマーオリザノールの働きで、農薬とかも排泄されると本で読んだことがあります(自然食の本)。玄米そのものは、無農薬でなければ、白米に比べて残留農薬が多いのですが、体内に残る農薬は白米の方が多いということが書かれていました。ヴィッキーの食事には、常に玄米ご飯が入っています。玄米に感謝って、思ってます。
9月23日(木) 夕食後、夫と二人でテレビを見ていたら、頭上でチリチリと鈴の鳴る音が。見上げると、ヴィッキーが猫アスレティックの一番上のベッドで鈴付きのおもちゃで遊んでいました。チンチラはあまりジャンプが得意ではないという噂もあるので、一番上、さらにはその先のエアコンの上に行くことなんてできるのかしらと疑念を持っていました。「見て見て。ヴィッキーちゃんが一番上にいる。」「ほんとだ。」「わあ、おめでとう。」パチパチパチパチ。
猫アスレティックの一番上にも行ってほしくて、わざとおもちゃを上にセットしてあったのです。やればできるじゃない、ヴィッキー。
どうやって降りるつもりかと見守っていると、前足を下のハウスにかけて飛び下り、さらに私の座っているソファにいきなりジャンプしてきました。降りれるかどうかを考えてから上に登ったのかしら。
9月24日(金) 昨日、ヴィッキーが猫アスレティックの一番上に登ったとき、どうやって登ったかはわかりませんでした。てっきり、ジャンプしたのだと思っていたのですが。またまた、おもちゃと遊びに来たヴィッキーは、下のハウスから背伸びし、最初のうちはいつものように前足でチリチリ鈴を鳴らしていましたが、上のベッドのポールに抱きつくようによじ登りました。よいしょっ、てな感じです。下のハウスから上に行くには、ほとんど垂直で斜めにジャンプはできません。やっぱり、よじ登るしかないのかな。
よそのお宅の猫は、猫アスレティックの最上段のペッドで寝ている者もいるそうです。ヴィッキーは登ったと思うとすぐに降りてきます。今のところ、それほど高いところが好きそうではないようです。未だに、ときどきソファの下に潜り込んで、寝ていたりするくらいですから(ここなら誰にもじゃまされない)。
9月25日(土) 最近、ときどき、ヴィッキーの被毛の小さな固まりが床に落ちているようになりました。以前に比べれば、ずいぶん被毛もふさふさし、体のラインが丸っこい感じになっています。今までは、被毛が少なかったから落ちるものもあまりなかったということかと、ご飯のおかげではなかったのかと多少いぶかっている今日このごろです。せっせと体を舐め舐めしているし、そんなに毛づくろいしたら毛玉ができちゃいそうと、野菜の分量を増やしています。繊維分を増やせば下から出てくるかと。まだ、毛玉を吐いているのは見たことがないのです。ブラッシングらしいブラッシングも滅多にやっていないし、1か月ぐらいシャンプーもしていないなあ。
9月26日(日) 私がテーブルに向かって本を読んでいたりPCを操作していたりすると、ヴィッキーは足元に寄ってきたりします。向こうからやって来たときは、膝の上に乗せても、しばらくはそのままいてくれます。お腹の毛は白く、先代ヴィッキーのようにカールしていず、ホアホアしていますが直毛です。カールしていない毛だと毛玉ができにくいのよねと、すりすり触っていると右足の付け根辺りにぽっちりと毛の束が当たりました。朝、水やりをしたばかりの鉢の上にべたっと乗っていたので、毛と毛がくっつき絡まったにちがいありません。
初めての毛玉取り。洋裁に使う人指し指と親指をくっつけたような二股のリッパーを使って毛玉の中心に差してみると、あらあら刃がついているせいか毛玉が簡単にほぐれていきます。ふーん、なるほど、リッパーが毛玉取りに良いと書いてあった本に感謝。鋏のように、恐々やらずにすみます。
9月27日(月) 朝、夫が出かける前、ヴィッキーはディッシュガーデンの苔の上に座り込み、水鉢の中に手をつっこんでチャプチャプ水遊びをしていたんだそうです。「こらっ」、といったとたん、ディッシュガーデンの苔を蹴散らして逃げていったとのこと。帰ってきた私は気がついていなかったのですが、あれま、苔がひっくり返ってます。
水気が足りなかったのが良くなかったのでしょう。夫は、「そうか、水気があればその上に乗ってなかったかもしれない。」とは言いますが、水やりしたばかりの鉢の上に平気で座り込んでいる姿を見かけている私は、さあどうだか、と思ってます。使ったばかりの浴室にも平気で入って来る奴。濡れるのをさほど気にしない猫もいるんですね。
9月28日(火) 鶏モモ肉(生)+玄米ご飯(黒米入り)、小松菜、ほうれん草、さつま芋、珊瑚カルシウム、ビール酵母、小麦胚芽
種を蒔いた燕麦の育ちが悪く、収穫するどころではありません。最近のほうれん草は西洋ほうれん草で、昔のようにアクはないから別に入れても悪いことはないだろうと、ついでにさつま芋も初めて加えてみました。ヴィッキーは鶏肉が生の方が食いつきが良いので、いつものように食いっぷりは良かったです。ただ、生肉とご飯を合わせると、一緒に煮たものより絡まりが悪く、肉とご飯が別々に離れてしまいがち。先に鶏肉だけ食べて、ご飯は少し残った状態ですが、時間があればそれも食べるかもと残して置きました。朝になり、空になったお皿を見たときは、にんまりしました。
9月29日(水) 何週間もグルーミングをしていないので、ブラシを取り出しヴィッキーの被毛の手入れ。普通に考えたら、ずい分横着でずぼらな飼い主と思われそう。スリッカーも何だか痛そうに思えて買っていません。普通の小さな猫用ブラシだけ。それを使い、飼い主の指を噛み噛みし続けて抵抗するヴィッキーを押さえつけ、シュッシュッとブラッシング。背中だけにならならいよう、お腹や尻尾もシュッシュッ。でも、ほとんどブラシに毛はつきませんでした。やりがいのないといったらそれまでだけど、毛が毛根にしっかりついているといった感じ。先代ヴィッキーは、玉ができるくらい、いらない毛が取れたんですけれど。