2004年7月
7月10日(土) カンパチのお刺身のみ
旅行から帰り、母に即電話。「ヴィッキーは元気?」「今は元気だけど、風邪ひかせちゃって。」「えっ。(なぜ、夏に風邪をひくのか理解できず)」「私が出かけてるときに、ヴィッキーがクーラーの入ってる部屋に出てきちゃって、パパはその部屋でセーターを着てたのよ。」「まあ、猫にクーラーは禁物なのよ。寒がりだって言っておいたのに。」「だって、勝手に隙間から出てきちゃったんだから。」

帰ってきた母は、いつもは跳ね回っているヴィッキーが横になってくたっとしているのでびっくりしてしまったのでした。何かあったときのために実家の近くの獣医さんを3箇所ピックアップし渡しておいたので、母はその中の一つを選び出し連れて行ったのです(医院より病院と書いてあるのを選んだのだそうです)。熱も出ていたので、注射を打ってもらい抗生物質の飲み薬を処方され、家に帰ると、3時間ほどでヴィッキーは動けるようになりました。翌朝のご飯も全部たいらげたので、再び獣医さんのお世話にならずにすんだとのことでした。

夫はこの話を聞き、「ずい分、やわな猫だな。」雑種だった(チンチラのハーフ)先代ヴィッキーに比べると、ちびヴィッキーは鼻炎気味だし、ちょっと肌寒いだけで具合は悪くなるしで、私もたくましい猫だとは決して思えません。
それにしても、自分からクーラーの部屋に出向いたのなら、寒くなったら別の部屋に行けばいいのに、本当にお馬鹿な猫。実家のその部屋は閉め切りの部屋ではないので、階段を上がれば2階の今まで自分のいた部屋に簡単に戻れるはず。涼んでいるうちに具合が悪くなって動けなくなったのか。はなはだ疑問です。猫は自分の一番心地よい場所を知っているはず、本能が欠落しているのかしら。

7月11日(日) 本鮪の中とろ、玄米ご飯、燕麦、人参、パセリ、珊瑚カルシウム+グレープシードオイル+ビール酵母
昨日、ヨーグルトを買ってくるのを忘れてしまったので、ヴィッキーがピーピー言ってもあげることはできません。涼しかったポルトガルに比べると、蒸し暑いことこのうえなしの状態で、暑さしのぎにもヨーグルトは必要かとマザーズまで買いに出かけました。途中、三崎のまぐろ屋さんの所で(東急百貨店の中に出店してます)、本日の夕食の鮪を購入。海外旅行から帰ると、お寿司や刺身を食べたくなるのは常です。
鮪以外はすべて煮て、鮪の刺身と合わせてヴィッキーに。うーん、やっぱりヴィッキーは刺身が好き。青魚ばかり食べさせていると、ヴィタミンEが不足してしまう。早くその対策をせねば。サプリメントとしては添加したくないし、天然でヴィタミンEが多いものは、やはりひまわり油でしょうか。家の近くでは売ってないのです。
7月12日(月) 母に預けたときに冷房の部屋で風邪を引いてしまったヴィッキー。そのおかげで、暑い日には寝る前1〜2時間だけ冷房をつけてから寝ついていた私たちは、ヴィッキーがまた風邪を引くかもしれないと思うとクーラーをつけることができません。エアコンは居間にあり、寝室にはありません。極力クーラーを使わない生活をしている(夏は暑いのが当たり前です)ので、昼間は全くエアコンをオンにはしませんが、寝つくときだけは少しだけ冷房したいというのが本音です。しっかり睡眠をとらないと、体力が減退します。
直接風が当たらないように扇風機を首振りにして眠っていても、ときどきえらく体が熱くなるので、眠りが浅くなります。
7月13日(火) 鰯、玄米ご飯、燕麦、トマト、キャットニップ、珊瑚カルシウム+オリーブ油+ビール酵母
旅行前は、まだ本格的に暑くはなっていなかったので、寝室のドアは閉めて寝ていましたが、こう暑くては開けっ放しで寝たい。ところが、夜中も静かにしていないちびヴィッキーは、眠っている私たちに何回もちょっかいを出しに来ます。枕の端で横向きに寝ていると、その反対側にちゃっかり座り込み、グルグル言いながら、ペチャペチャ人の髪の毛をグルーミング。私は猫じゃないんだから、グルーミングしなくていいのさ。
ときどきは、寝ている人の足や胴体の上を踏み台にして行きます。猫だから、夜目が効くんだから、ちゃんと避けられるでしょ。
夢うつつで気がつくと、人の腕の上にぺっちゃり乗っかってくつろいでいる。まだ、子猫だから孤高に生きろとはいえないけれど、すっかり人間は睡眠不足で、夜は9時前だというのに眠気がさしてきます。
7月14日(水) 鶏もも肉(生)+(玄米ご飯、人参、パセリ、燕麦、キャットニップ、珊瑚カルシウムを煮たもの)+ビール酵母+グレープシードオイル
昨日も今朝も、魚のご飯を食べません。今朝のご飯は、例の中とろを煮たものです。昨日の朝はかんぱちだったので、食べないかもしれないとは予測していましたが、中とろを食べないのはどうにも解せない。ヴィッキーは刺身は好きでも、魚の煮たのは好きではないのか。明日の朝は鰯の煮たものを試してみよう。これで食べないようなら、魚は極力刺身でストックご飯は作らず、ストックご飯は肉にしなければなりません。

ご飯の量が不足していたり、気に入らないご飯を食べないとき、夕食が遅いときなどのために総合栄養食のドライフードを探しています。プレミアムとかスーパープレミアムとかオーガニックとか、いろいろキャッチフレーズはありますが、『これだ』と思えるものがなかなかありません。
医食同源をめざしていると、未病を防ぐには食が大事と言うことが身にしみるので、おいそれと変な物を食べさせられません。病気になってからの方がお金もかかるし、時間もかかるし、精神的に猫にも人間にも良くはありませんから。猫も人間も、薬や注射にお金を払うより、おいしいものを食べて健康で幸せになった方がいいと思いませんか。

お肉を生で初めて与えてみました。ご飯部分はいつもと同じですが、鶏肉を細かく刻んでいるときから、ヴィッキーはめずらしく調理台に伸び上がろうとしたりニイニイ鳴いていました。普段あまり鳴かない子が騒ぐと、期待感いっぱいって感じで嬉しくなります。生肉は食べるのにちょっと時間がかかりましたが、おいしいものを食べた後に前足で顔を洗うしぐさが、満足感を物語っていました。

7月15日(木) 鰺たたき+(玄米ご飯、パセリ、燕麦、バジル、珊瑚カルシウムを煮たもの)+ビール酵母+グレープシードオイル
夕立が降る中、ひまわり油を探して東急百貨店まで行ったのに空振り。手に入らなかった分虚しさが残ります。
帰るとヴィッキーは、椅子の下の絨毯と板張りの間で寝ていました。椅子の上よりは下の方が空気は暑くないでしょうが、絨毯の上で暑くないのか。家の中は北側の小窓だけ開け放して出かけていますが、室温は31度です。先代ヴィッキーに比べると寒がりの猫だこと。4か月のときより大分被毛もふさふさとし、アンダーコートも密集してきているのに、まだ体温調節ばっちりとはいかないのか。被毛がまばらなときは、気温の影響をもろに受けていたように見受けられます。
7月16日(金) ネットで注文したひまわり油がもう届きました。品物を見てから気がつきましたが、有機栽培のものではなさそう。プロも使っているヴィセンティンというキャッチフレーズについ釣られて確認しませんでした。細胞膜はコレステロールから作られるので、その材料であるオイルの品質に関しては厳しくチェックしていたのですが、有機ひまわり油はなかなか手に入りません。
販売元に問い合わせると、有機の認定は受けていないがそれに近いものと思い扱っているとのこと。もともと、ひまわりは荒れ地に育つので肥料もそれほど必要なく、有機の認定を受けているものより表示がないだけで、表示のあるものより良い品物も中にはある、との見解をいただきました。疑問に思いつつ使っているのと、販売元が吟味して売っているものと確認して使うのとでは気分が違います。

確かに、認定があるかないかが品質の良し悪しを決めるわけではないということはあるようです。『大地』の会員をしていると、そういう情報はよく入りますから。
ヴィセンティンのひまわり油のビタミンE含有率は、100g中57mg、ちなみに食品成分表のオリーブ油は7.6mg、菜種油は18.5mgです。

7月17日(土) 手違いで宅配が届かなかったので、野菜すらありません。もちろん、肉も鶏肉が少し冷凍してあっただけなので、ヴィッキーのご飯は必然的に魚になってしまいます。魚のご飯のときだけ、ひまわり油を加えることにして、肉のときは油を控えることにしました。
なぜなら、最近ヴィッキーはプクプク太っているように見えるからです。上からみると、ウエストはほんのちょっとは、くびれているような、いないような、肋骨は触れるような、触れないような。仔猫の骨格を作るのに必要量のご飯を制限する気は毛頭ありませんが、毎回加えていた油を制限することにしたという訳です。
7月18日(日) 最近ヴィッキーは、おやつのヨーグルトを大喜びで食べることはなくなってしまいました。冷蔵庫の近くでニイニイ鳴くので、大さじ1杯くらいをあげると、ちょっと舐めていなくなってしまいます。しばらくするとまた食べにくるので、ずっと残っていることはありませんが、やった甲斐がなくなっています。
チーズは好きなので、塩気の少ないものを選んでいますが、最近はカマンベール7、8mm角を5〜6個ぐらいあげています。贅沢品を与えるときは、喜んで食べているかどうかをチェック。食べないようなら、次回からはあげません。
お皿に入れたカマンベールがあるにもかかわらず、ヴィッキーが盛んにお腹を舐めようとしているので、なんたること、なぜ食べないのと憮然としていると、思わず笑ってしまいました。
カマンベールはベタベタしているので口にくっつきやすく、お皿の外に出たカマンベールを一生懸命食べているのは知っていましたが、そのときは自分のお腹にくっついていたのです。納得。お腹を舐めていたのではなく、カマンベールを取って食べようとしていただけだったのです。
7月19日(月) 鮭缶、玄米ご飯、トマト、燕麦、キャットニップ、ひまわり油+ビール酵母
旅行に行っていたせいで、宅配注文ができなかったので、お肉がなくストックしていた鮭缶を材料にしてみることにしました。生の鮭でもヴィッキーの食いつきはあまりよくなかったので、嫌な予感がしつつ出してみました。ポンと置く前までは、いつもどおりニイニイいいながら私よりも早くいつもの場所にやって来て、待ってましたという様子でした。が、匂いを嗅ぐと食べようとはしません。ああ、やっぱり、と思いつつ、卵を加えてスクランブルエッグ状に変化させ、それをあげてみました。それでも、ちょっと近づいただけで、食べません。そこで、山羊ミルクを加えて三度あげてみました。やはり、食べません。どうも鮭缶特有の匂いが嫌いなようです。「あんたの今日の夕食はもう無しよ。」といささか腹を立てている私のそばに来たヴィッキーは、冷蔵庫に立ち上がりニイニイ鳴いています。お腹が空いているのに嫌いな食事が出てきたのかと不憫になり、2、3日前の魚とレバーのご飯をあげてしまいました。いつもの分量の半分しかなかったので、ヴィッキーは一気に食べてしまいました。それを見ていた私は、ついカマンベールを補食用であげてしまいました。

それにしても、もったいない。平飼卵だし、人間用の鮭缶だし、と缶に残った鮭を一口食べてあまりに塩辛いのでびっくりしました。こんなに塩が入っているものをヴィッキーが食べなくて良かった。昔の鮭缶って、こんなにしょっぱかったっけ。

7月20日(火) 鰊、玄米ご飯、燕麦、バジル、人参、ひまわり油+ビール酵母
お肉の在庫がないので、また魚です。鰊は試したことがなかったので、食べるかと恐る恐る出してみると、ああ、やっぱり、食べようとしません。人間には、結構おいしそうな匂いがするのに、猫の好みの匂いはわかりません。食べなくても知らないよ、と夕食の準備中の私にヴィッキーはニイニイ言いながら、何か訴えている様子。お腹が空いているのに、食べられないものを出されたとか何とか言っているのでしょうか。甘い私は、またしても冷凍しておいた鶏ごはんを与えてしまったのでした。ところが3分の1ほど食べると、ほったらかして遊んでいます。でも、夜10時頃に猫トイレを綺麗にするときには、完食してました。ヴィッキーにとって一気に3分の2ぐらいを食べるような食事とは、肉も魚も生食のような気がします。生の方が味があるんですかね。

暑いので帰ると即、開けられる窓は全部開けて網戸にします。最近、ヴィッキーは、網戸とサッシの間に居すわって外を眺めるのがお気に入り。シューティングスター(パピルスの一種)が風でなびくのを追っていたり、ベランダにやって来たコガネムシをじっと眺めていたり。
夏は蝉も飛び込んできたりするけれど、家の中には入れませんよ。きっと騒ぎまくり状態になりますから。

7月21日(水) 阿波尾鶏、玄米ご飯、人参、燕麦、キャットニップ、根昆布末、珊瑚カルシウム、ビール酵母
あまりに魚を食べないので不憫になり、阿波尾鶏を買ってきました。グラム300いくらってずい分高いですねえ。ずっとスーパーでは肉は買わず、大地の宅配で注文していたので値段に鈍感になっていました。大地のお肉は決して高くないのだと実感しつつ、信頼のおける分安いくらいだとつくづく考えさせられました。阿波尾鶏は細切れだったので、固まりを切ってあげるより鮮度はよくないような気がしますし、スーパーの品質管理がよろしいかどうか疑問です。なぜなら、大地の鶏肉に比べると、ヴィッキーがあまり喜ばなかったからです。最近、ヴィッキーは鮮度が良くて、おいしいものをよく知っていると思っています。
7月22日(木) ヴィッキーは自分の夕食を食べ、1〜2時間すると、まだ夕食が残っていてもヨーグルトかチーズをもらおうとして、冷蔵庫のそばに私がいるとニイニイ鳴きながら訴えます。最近ヴィッキーは朝食をあまり食べていないからと、カマンベールをちぎっていると、グルグルという音とともに、「キュッキューイ、ニッニッ」(鳴き声を文字で再現するのはむずかしい)と言いっぱなしで歓迎します。一生懸命カマンベールを食べている姿を上から見ていると、『ただ、ひたすら食べる』という行為がほほえましくなり、食べることに専念するという食の原点を猫から教わります。

私が夕食を終えテレビを見ていて、ふと顔を上げると、網戸の高い位置に白いムササビ、いやモモンガーがへばりついていました。どうやら、ヴィッキーは、ベランダにやって来た虫を観察しながら網戸に立ち上がり、そのままよじ登っていったようです。先代ヴィッキーも仔猫のときにしじゅう網戸によじ登っていたので網戸の目がよれ、結局張り替えなければなりませんでした。それにしても、先代ヴィッキーがよじのぼっていたのときは、まだ今のちびヴィッキーより体重が軽い時。ちびヴィッキーといえども、最近は1.8kgはあります。砂糖一袋程度の重さが網戸にぶら下がったら、網戸が持つと思いますか。
べったり、網戸にくっついているときは、太くて長い尻尾が垂れ下がって面白い光景でしたけど。

7月23日(金) 豚挽肉、鶏レバー、玄米ご飯、アスパラガス、燕麦、バジル、根昆布末、珊瑚カルシウム、ビール酵母
宅配の注文がやっと来たので、お肉のご飯をヴィッキーにあげられます。前回鶏レバーを注文したときは、本のとおり茹でて細切れにし冷凍しておきましたが、レバーが冷凍庫の中でうまく密封状態になっていず、最後の方には乾燥してしまいました。ヴィッキーはレバーが好きなはずなのに、だんだんレバー入りの食いが悪くなり、私は食材の鮮度について敏感な猫なのかと疑っています。鮮度といっても、おいしくないだけで悪くはなっていないので、人間だったらおいしくないなと思いつつ食べてしまうものをヴィッキーは口をつけない訳です。せっかくの信頼のおけるレバーをボツにしてしまうのは非常にもったいないので、毎日鶏レバー入りのご飯になることを承知で、一塊(一羽分)ずつチルドルームで保存します。
7月24日(土) 先代ヴィッキーはいつも爪を半開きにしていて、きちんとしまうことができない猫でした。ちびヴィッキーは、爪をちゃんと納めることができますが、じゃれつくときはしっかり爪を出しているので、ご飯はまだか、と飛びついて来るときは体に爪がささります。「痛い!」と、そのたびに声を出し、そんなことをしてはいけないんだと覚えさせようとしていても、そこはまだまだ仔猫です。何度もひっかかれたり、穴が開いたり。
ヴィッキーは爪を切ろうとすると体をよじって怖がって抵抗するので、なかなか切ることができず、いつもやっと2本切れた、と自己満足していました。しかし、この日は「痛い!」という思いをした後、何が何でも切ってやると意気込んだおかげか、ヴィッキーの下半身を足で固定すると観念したように爪を切らせてくれました。爪は成猫と違い、細くて小さくふさふさした被毛の中からより分けなければなりません。いつもは、より分けている間に逃げられていたのです。爪を出すときも、あまりギュッと出すと怖がるようで、あくまでソフトに必要とする程度の力をかけた方が良いようです。私自身が、間違えて爪でない部分を切ってしまったらと恐々していると、ヴィッキーはそれを察してしまいます。
7月25日(日) 合挽き肉、鶏レバー、玄米ご飯、セロリの葉、燕麦、キャットニップ、珊瑚カルシウム、根昆布末、ビール酵母
牛に豚に鶏を合わせたご飯なんて、ヴィッキーには肉ミックスのオールスター。少しの水を入れ、全部合わせて煮たものを人肌に冷ましてから与えました。あれ、豚や鶏のときより食い方速度が遅い。やはり、牛肉があまり好みではないのかも。しかし、好みの物だけでご飯を作っていては栄養が偏ってしまいます。魚も食いが悪いので悩みますが、無視することにします。食べないときは一食ぐらい食べなくとも死にはしない。絶食した方がお腹の調子も整うし、野生の状態ではご飯にありつけない日もあるし、猫はむら食いする動物と自分に言い聞かせます。でも、残されるとご飯がもったいないなあ。鶏と豚だけでいいのかしら。
7月26日(月) 鶏挽肉、鶏レバー、玄米ご飯、人参、燕麦、キャットニップ、珊瑚カルシウム、根昆布末、ビール酵母
ヴィッキーは、植木鉢の上によく乗ります。土がむき出しのドラセナトリカラーの鉢の上に、特に好んで乗っていたので、炭でできているバークでグラウンドカバーしていました。ヴィッキーのサッカー用のまたたび苺もまたたびクッキーも、もちろんボールもみんな家具の隙間に入り、サッカーするものがありません。それで、バークを 前足でチョチョイノチョイ、と落とすとサッカーを始めます。しかしサッカーだけやっているのならいいのですが、炭のバークをくわえて我等の寝室の布団の上に持ってきます。そこで、さらにサッカーしたりするのです。真剣にダメとは言っていないのがいけないのか、「ダメ!」といって元に戻してもまたやります。あーあ、元気なのは良いけれど。
7月27日(火) 秋刀魚の刺身+鶏レバー、玄米ご飯、燕麦、人参、レタス、珊瑚カルシウム、根昆布末、ビール酵母、ひまわり油
最近ヴィッキーが魚の煮たのを食べてくれないので、刺身だけでも食べさせたいと、鶏レバー入りのご飯に秋刀魚を混ぜて与えてみました。秋刀魚は旬のセールで目が澄んでいるものを売っていたので、これなら刺身でいけると調達し、皮ごと細かくしました。ヴィッキーの反応は、肉ほど食べるのが早くはないが、一応八分目ぐらい食べました、といったところ。豚肉や鶏肉の方が、食いっぷりはやっぱりいいなあ。
7月28日(水) 鰹の刺身+レバー入りのご飯
飼い主としては、鶏、豚、鶏、豚だけのメニューでは栄養が偏りそうで、それだけにしてしまう訳にはいかないので、脂がありそうな鰹の刺身をレバー入りご飯に混ぜて奮闘してみました。ほんのちょっぴり食べただけで、ヴィッキーは夕食を食べている私の足元に来、見上げて「ニイ」。ああ、だめ、放任できず食べられそうな冷凍庫の肉のご飯をあげてしまいました。
7月29日(木) 例のレバー入りのご飯が結構余っているので、豚挽肉と合わせて煮ました。ヴッキー がご飯の匂いを嗅いで腰を落としたので、しっかり食べると思っていました。ふんふん、やっぱり豚肉は食べるのねと、夕食の準備をしていると、あれ、もう私の足元に来ています。腰を落としたときは、本格的に食べるというサインだと受け取っていたので、意外です。ご飯は作りたてではないし、豚肉も1週間はチルドに入っていたものですが、人間には、どうっていうことのない鮮度でも猫にはだめだったか、と知らんふりしていると、またもや夕食中の私の足元で、「ニイ」とまん丸の眼で見上げます。普段無口な猫に抗議(お腹が空いているのに食べられないものを出された)されると、どうしても放っておくことができず、またまた冷凍庫の鶏ご飯をあげてしまいました。
翌朝、そのままにしていた豚ご飯のお皿はきれいになくなっていました。いったいヴィッキーのメッセージは何だったのか。お腹が空けば多少鮮度が悪くても食べる訳?
7月30日(金) 牛乳からカテージチーズを作ろうと、適当にレモン果汁を加えて沈殿させました。もろもろのフレッシュチーズができたことはできたのですが、ほとんどが液体部分でほんの少量しかチーズはできませんでした。やっぱり、牛乳を温めなければいけなかったのね、アバウトな私。でも、その少量チーズをヴィッキーはぺろぺろ喜んで食べていました。今度はまじめに調べてから作ろう。

ふーん、レモンだけでなく、アップルサイダーヴィネガーを使うなど、お酢に工夫を凝らすと味の違うカテージチーズができそうです。ワインヴィネガーはあまりお薦めではなさそうですが、シークワーサーの果汁でもできるのかな。

7月31日(土) 夜、飲み水を入れ替えていますが、市販のペットボトルをひっくり返すタイプなので、勢いよくひっくり返さないと、水が余分にお皿に入ってしまいそうです。そこで、一気にひっくり返すのですが、ヴィッキーは、なぜか水の容器を流しに持っていくと、どこからともなく現れて水があった場所に陣取ります。ヴィッキーをその場所からずらし、容器を置き、いざポトルをひっくり返そうとすると、そのときのガチャッという音を予想するように、待ち構え、ガチャッという音とともに飛び上がるのです。その後、ヴィッキーは水がお皿の方にトポ…トポ、と流れて行く音と、増えていく水を見ているのが好きです。