Nyanderful World

夜は、私が実家に行っていたので夫にヴィッキーのご飯をあげるように頼みました。ちゃんと温めてオリーブ油とビール酵母をふりかけて、と言ったにもかかわらず、人間用の飛魚の酢漬を刻んであげてしまったらしい。なんということ。

例によって、ソファでテレビを見ている私の耳に水がコポコポいう音が聞こえてきました。ワゴンに乗せている植物から入れすぎた水がこぼれているのかと (よくあります) 耳を澄ますと、ケージの方からそれは聞こえてきます。そこには、一生懸命水を飲んでいたヴィッキーの姿がありました。私がじっと見ていると、ヴィッキーは水を飲むのをやめてこちらをじっと見るのです。かわいそうなヴィッキーちゃん。なぜか、酢漬けなんぞを全部食べてしまったヴィッキーの体内は、入りすぎた塩分のために喉の渇きをおさえられなくなったらしい。いつもはご飯に水分が結構入っているので、水を飲んでいる所など見たことはありません。
その夜、シンとするとまたもやピチャピチャ水を飲む音が。翌朝の水の減り具合たるや。
そして、私は悟ったのです。猫は犬ほど水をゴクゴク飲むことはない。ということは、猫が水を飲まなければならないのは、ちっとも自然なことではないと。先代ヴィッキーがしょっちゅう水を飲んでいたのは、あれはやはり腎臓の腫瘍のせいだったのです。ドライフードに水を用意するのは、人間が乾パンを食べて口の中の水分を取られてしまうのと同じでことです。乾パンて人間の非常食ですよね。普段常に食べるものではありません。猫だって、できるだけ自然に則した生活がしたいはずです。

猫デリレシピにレバーペースト入りのクッキーが載っていたので参考にし、ヴィッキーズクッキーを作ってみました。猫のためにクッキーを作るなんて、生まれて初めての経験。こういうのを猫バカというのでしょうか。まあ、おままごとしているみたいで結構楽しいです。
このクッキーのヴィッキーの評価は、『まあまあだね』というところでしょうか。小さく刻んだクッキーをまな板からポリ袋の中に入れるときに一かけらマットの上に落としていたらしく、ヴィッキーが見つけました。私の手の上からは食べなかったけれど、お皿に入れるといつのまにか食べており、さらに5個追加するとそれも食べてしまいました。レバー味が気に入った理由かもしれないと、ふんでおります。

うちのソファは壁際にあり、背もたれが高くないので、ヘッドレスト用にぬいぐるみのイルカとネッシーお置いてあります。イルカは小さめですが、ネッシーの背は高く30cm ぐらいです。ヴィッキーはソファの背もたれをツツツツと渡って、ネッシーという障害物に当り、やむなく下に降りていました。今までは。
本日、ネッシーをものともせず、ネッシーの手前でジャンプ。ソファの隣に置いてある猫アスレチックの棚板に、見事着地しました。拍手。でも、未だ猫アスレチックのてっぺんには行ったことがありません。

この前の夕食にガーリックパウダーをふりかけたときは5、6粒ぐらいだったでしょうか。今日は入れすぎたようです。何も振りかけていない、いさきご飯を一匙別のお皿に入れ、様子を見ていると、そのうちガーリックの方を食べました。ガーリック無しの方には口をつけないので、そちらには大好きなヨーグルトを大さじ一杯混ぜてみました。最後には両方完食。

我が家はストック野菜を玄関においてあります。ブリティッシュグリーンに塗られた3本のライオン足にざるが四つ、一番下はジャガイモやさつまいも、里芋などの芋をストック。その上は玉葱で上二段はフルーツです。
ヴィッキーはどこにいるのかと探していると、あらやだ、ジャガイモの上にいる。泥がついているジャガイモなのよ。植木鉢の上にもよく乗るので土が露出しないようにビエンナーレで覆ったのに。家の中だというのに、綺麗な猫ではいてくれません。
(インテリアバークではなく、焦げ茶色だったのでその方がグレーの鉢に合うとビエンナーレを買ってしまい、後で失敗したかと思いました。ビエンナーレは端材で作った炭なので、触ると手が真っ黒になるからです。)

食欲の波が来ているのか、私の椅子に飛び乗って夕食の催促をニーニー(そう、聞こえます)。わっ、椅子に直接ジャンプできるようになってる。きっと、その高さの方が私にアピールできると思ったのね。お利口な子。
肉は挽肉しか今まであげたことはないのですが、初めて胸肉を1cm角ぐらいに刻んだものを食材にしました。ローズマリーも初めてなので、ほんの3葉。
ものすごい勢いでひたすら食べ続けました。大さじ2杯食べた後、23時にまた1.5杯も。