各経絡に選択的に働く食物を分類しました。五行に分類した食物は帰経の書かれていないものもありますが、より、どこに効く食物であるかを知っていると、症状に対し、選び安いと思います。
ただ、食物の寒涼温熱が弁証(診断)と違うと、逆効果になる可能性がありますので、お気をつけください。食物は、中薬(生薬)より効き目はありませんが、毎日食べ続けることができます。古人は、食物で養生する食養を知っていたのです。

腎経・膀胱経 - 脾経・胃経 - 肺経・大腸経 - 肝経・胆経 - 心経・小腸経

注) 経脈の順番は、精(先天の気、後天の気)を蔵す腎、後天の気を、水穀の精微から作り出す脾胃、宗気から作り出す肺の順にしてあります。
注) 食性は四気の他に淡味、渋味があります。
(参考) 『薬膳教本』