猫ヴィッキーちゃん、おいしいですか葉っぱ

子猫の二代目ヴィッキーは、そのペットショップの方針で、原則として誕生日から3か月たたないと引き渡さないという条件がついていました。すぐにでも引き取りたかったのですが、引渡日までには1か月半もあり、手余りの私は15年前のように再び本を読むことにしました。

そこに載っていた手作りご飯の誘惑。人間の食べるものをいろいろあげたい私の思いに合致した猫との食生活。わざわざ、キャットフードを買いに行く手間が省け、人間用の食材から取り分け調理すればいいのでそれほどお金もかからないし、子猫の食べる量はたかがしれているので、量もヴィッキー用に余分に増やしたりしていません。

そして、猫の食事を考えるおかげで飼い主の食事がよりヘルシーになったのは、うれしい誤算でした。今までよりさらに、玄米に雑穀、豆を足して炊いていますし、バリエーションを増やしたいので、肉より魚のメニューが増えています。飼い主はコレステロール過多になっていたので、解消されるかも。さらに、ビール酵母や豆乳パウダー、ひまわり油も取り入れるようになりました。

東洋医学では、お腹の調子を整えることが健康の秘訣だと考えられており、医と食は同じ源にあります。そんなことは、自然食を始めたときから知っていたはずなのに、食べ物に対し人間と動物に一線を引いていたのは、甚だ主義が一貫していませんでした。

食事をするということを考えれば、キャットフードを食べている現代の猫たちより、昔の猫まんまを食べていた猫たちの方が幸せだったかもしれません。外にも自由に行けたし、栄養不足は昆虫や鼠を捕ることで補っていたのだし。ストレスのない気ままな生活の方が良かったのかも。

ところで、二代目ヴィッキーちゃん、外には行けないけど、人間と全く同じ材料を使った手作りごはんはおいしいですか。